訪問診療の参入に不利な診療科はどうするか?

このサイトでは、常勤、非常勤ともに、訪問診療のお仕事をおすすめするケースがあります。訪問診療のお仕事は保険診療の中でも点数が比較的優遇されており、今後も当面の間需要が見込まれる分野です。一般的には、内科系の先生が多いですが、内科以外の診療科の場合はどうか?ということについて考えていきます。

内科だけでなく、外科系の先生も実は多い 

訪問診療のお仕事では、内科系にバックボーンがある先生が多いと思われがちですが、実は外科出身の先生も多いです。外科の先生のセカンドキャリアとしても訪問診療のお仕事は活躍の場があります。外科的な処置や手技が必要とされる場面もあるので、外科系の先生は歓迎される場面も多いと思います。

皮膚科、精神科など専門的な診療を行う医療機関も増えてきている 

また一般的な全身管理だけでなく、皮膚科や精神科領域など、専門性が高い診療を行う現場も増えてきています。まだまだ数が多くないという状況ではありますが、皮膚科では褥瘡の処置・管理や、精神科では認知症の治療など、専門医が介入する場面も増えてきており、今後拡大する見込みもあると思います。参入が少ない黎明期には、高待遇の求人が出ることもあるので、現在は参入しにくいと思われる診療科であっても今後チャンスがある可能性が十分あります。

全身管理ができれば科目不問としているところや、研修制度を設けているところもあり

訪問診療では特に従前の診療科を問わず、科目不問であったり、転科可能としている求人も実はあります。訪問診療は指導医が上にいる状態ではありますが、医師3年目の専攻医も行っています。実は極端にハードルが高いものではありません。研修制度があるところでは、特に診療科にかかわらず、やる気さえあれば、新規参入することは現実的に可能であると思います。もし先生に訪問診療の仕事に興味がある場合は、研修制度を設けている求人で、まずはある程度の経験を積んでみることをオススメします。

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