
転職活動をするにあたって、職場にバレてしまっても問題ないのか?という懸念がある先生もいらっしゃると思います。そのため在職中は転職活動を行わず、退職してから転職活動をしようとお考えの先生もみえるかもしれません。
結論から言えば、在職中の転職活動はなんら問題ありませんが、内定を得るまではバレない方が無難です。今回は、在職中に転職活動を行うことでの注意点について考えていきます。
転職活動はたとえバレても問題ない
そもそもですが、転職活動が現在の職場にバレたとしても、解雇されるようなことはありませんし、法的には問題ありません。労働者である以上、働く場を選ぶ権利があります。転職活動をしてより待遇が良い環境を求めることは普通の行動です。労働者の権利とも言えるでしょう。
ただバレると居づらくなる可能性がある
転職活動がバレても問題ないとは言え、バレるとその職場に居づらくなるというリスクはあります。医療機関側としても、転職を考えている先生を昇進させたり、重要な仕事を任せることに躊躇いが生じるかもしれません。もう先生のなかで転職を心に決めている場合は、さして問題になりませんが、転職活動の経過によっては、今の職場にとどまる気持ちが少しでもある場合は、可能な限りバレない方が良いでしょう。
そもそもバレるリスクは小さい
転職活動がバレるリスクは、気をつけて行った場合はかなり小さいです。仕事の後にエージェントと面会したり、休日に情報収集する程度では、まずバレることはないでしょう。有給休暇を取得して、病院見学や面接に行く場合はやや注意が必要です。今まで有給休暇を取得していなかった先生が急に有給を取るようになれば、怪しまれることもあるかもしれません。しかしそれだけで転職活動がバレるとは考えにくいです。
むしろ他の同僚に転職活動をしていることを相談したり、勤務中に転職活動のサイトを見ていることなどからの方がバレるリスクは高いと思います。もし転職活動を秘密裏に行いたい先生は、同僚に相談することは避けて、勤務中は転職関連のサイトやメールチェックも避けるほうが良いでしょう。転職エージェントからの電話も勤務時間外に折り返す方が良いと思います。病院は狭い組織なので、どこで誰が聞いているか分かりませんから。。
あと意外に注意が必要なのがSNSです。ネット上なら匿名で発信して、誰だか分からないだろうと思うかもしれませんが、本当に些細なことからバレることがあります。匿名でも、知り合いが見ると分かってしまうようなケースは意外に多くあります。先生の思いもよらないところで、先生の情報をたまたま見た同僚や上司に特定されてしまう可能性があります。十分に注意が必要です。転職活動中は転職のネタはSNSには載せない方が良いでしょう。
勤務時間中に転職活動をしているのはマズいかもしれない
転職活動は労働者の権利として、妨げられるものではありませんが、さすがに勤務時間中に転職活動をするのはマズいです。これについて責められた場合は、さすがに先生の分が悪いです。お昼休憩中などは、特に問題ないとは言え、上述のようにバレるリスクがあるので、院内では避ける方がよいと思います。転職エージェントにも、勤務時間中の電話は避けるようにお話しておくと良いと思います。
有給休暇を取得して、転職活動は問題なし
転職活動において、病院見学や面接に行く際は、有給休暇を使用するケースが多いと思いますが、これについては全く問題ありません。そもそも有給休暇は労働者としての権利であり、何をしていても良いわけです。当然休みの日に転職活動をしようと問題ないことになります。蛇足ですが、就業規則で規制されていなければ、アルバイトをしても問題ありません。転職活動ではトライアル勤務が可能なところもありますが、こちらも可能になります。
まとめ
転職活動は次の勤務先で内定を確定するまでは、今の職場にバレない方が良いと思います。内定を得るまでは水面下で転職活動を進めましょう。もし相談をする場合も、同じ職場の人は避けて、全く無関係の人にしたほうが良いです。SNSを含めて、転職活動を行う際はバレないように言動に細心の注意を払ってください!