医師求人会社による違い

医師求人会社は全国規模の大手サイトから、ある専門性に強い小規模のサイトまで、様々なものがあります。医局に所属しない医師が増えたことで、医師の転職をサポートする会社も増えました。今回は求人会社による違い、求人会社の付き合い方について解説していきます。

基本は大手が無難

大手の強みはなんと言っても、全国規模で多くの求人を有していることです。実務上は多すぎてある程度絞って見ていかないと、把握しきれないほどです。求人数が多いほど選択肢が増え、先生の希望する求人が見つかる可能性が高いです。まず転職を考えたら、大手のサイトを登録しましょう。会員登録すると、詳細な求人が見れるようになります。特に転職を本格的に考えていない段階でもかまいません。転職市場を覗いてみて、現在の先生の待遇が見合っているか、チェックしてみるくらいの気持ちでもよいです。

私が実際に登録、使用してよかったサイトはこちらを参考にしてください。(→管理人厳選!医師求人会社紹介

実際は求人会社よりも、転職エージェントの影響が大きい

大手の医師求人会社であれば、求人自体にそこまで差があるわけではありません。しかし転職エージェントには各社かなり差があります。実のところ求人会社による違いよりも、どのような転職エージェントが先生の担当になるかの方が重要です。

優秀な転職エージェントに運良く当たった場合は、先生が求人サイトで検索しても出てこないような、非公開求人を紹介してくれたり、同じ求人でも年収や条件の交渉で有利にすすめてくれることもあります。恐ろしいことですが、同じ医療機関に転職する場合も、どの転職エージェントに仲介してもらうかで、条件が変わってしまうことが普通にあります。転職では、どこに就職するかと同様に、誰に仲介してもらうかが、かなり重要になります。

医師求人は引越しの物件探しと似ている

転職は引越しの物件探しと似ているところがあります。引越しをする場合、スーモなどの大手サイトで地域や条件を絞って検索して、好みの物件を探して行きます。仲介会社のスタッフに、条件を伝えると非公開物件も含めて提案してくれます。気に入った物件をいくつか内見に行って、気に入ったところに引越す流れです。転職とよく似ています。

賃貸の場合も紹介している物件は、仲介会社によって大きく変わることはあまりないですが、どこの会社に仲介してもらうかで、敷金や礼金、家賃までかわることをご存知の先生は多くないのではないでしょうか?医師求人も同じです。同じ転職先でも誰に仲介してもらうかで、年収や条件が変わるのです。

どうすれば良い転職エージェントと組めるか?

転職エージェントが重要なのは今まで述べましたが、どうすれば優秀な転職エージェントと転職活動を勧めることができるでしょうか?実はこればっかりは運次第になってしまいます。ベテランか新人さんか、優秀か否か、どのようなエージェントに当たるかはコントロール出来ないのです。

そのため、良い人巡りあうためには機会を増やすしかありません。複数社の医師求人会社に登録をオススメする理由はこのためです。1社だけだど比べることができないので、少なくとも3社は併用したほうが良いです。もし先生が納得できるエージェントに会えなければ、会えるまで何社でも登録しましょう。転職では幸い先生の金銭的な負担はありません。

私も転職の際には3社ほど併用しました。その当時は転職エージェントの事情は知りませんでしたが、単純に1社に絞ることがリスキーと思ったからです。今から振り返ると正しい判断でした。

もし求人エージェントとうまくいかなくても諦めないで!

転職は精神的に思っている以上に負担がかかります。同僚に相談するわけには行かないことが多いので、相談できる人が身近にいないこともストレスになります。家族も事情を深くわかっていないケースが多いでしょう。

そんなときに、先生をサポートする転職エージェントとうまくいかないと、本当につらくなります。私にも経験があるのでよくわかります。もしうまく行かない場合は、会社を変えてみて、それでもうまく行かなければ一度立ち止まってみるのも一つの方法です。一番避けたいのが、とにかく転職することだけが目的になってしまい、転職活動を終わらせたいがために、適当な転職先を選んでしまうことです。これでは何のための転職なのかわかりません。

転職は縁です。タイミングも重要です。一度休んでみて状況が好転することもあります。転職をの期限が差し迫っている場合は別ですが、ゆっくり構えられる転職であれば、求人の動向をチェックするくらいに留めて一度リセットするのもオススメです。一度リセットして、転職活動を再開するケースでは、求人会社に言えば担当のエージェントを替えてくれるケースもあります。

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