理想の求人は見つかるか?

転職活動を始めてみても、なかなか思うような求人が見つからなかったり、良いと思った求人に話を聞きに行っても、なかなか条件が折り合わないようなこともあります。そのようなときは本当に理想の求人はみつかるのだろうか?と不安に駆られることもあると思います。

しかし転職活動では諦めず、時間をかけ、時に視点を変えながら行えば、先生にとってよい転職先はみつかります。今回はなかなか理想の求人が見つからないときの考え方について、見ていこうと思います。

転職活動を始めてみたが、、

転職活動を開始して、色々な求人をみても、なかなか先生の条件や希望とマッチするものが見つからないこともあります。求人はどうしてもタイミングが物を言う世界なので、転職活動を始めたタイミングによっては、そのようなこともあります。しかしそこで、焦ってしまい、安易に妥協してしまうと結果後悔してしまう可能性が高いです。まずは焦って決めてしまうことや、いまある求人から決めなくてはならないという考えから離れていただければと思います。

単純に時間が解決してくれることも

思うような求人が見つからない場合、本当に単純なことですが、時間経過で解決できることも少なくありません。もし先生が時間的に余裕があるなら、まずは焦らず時間をかけて転職活動をすることにギアを切り替えましょう。時期が来ると、本当に優良な求人が次々に流れてくることも珍しく有りません。

アンテナを広げる

もし先生が求人会社に一社しか登録していなければ、それは探す範囲が狭いことで思うような求人が見つからない可能性が高いです。2-3社登録して転職活動をしている先生も、もし今の会社で思うような求人が見つからない場合は、他の会社にも登録して、アンテナを広げてみることをオススメします。5社以上併用していれば、ひとまずアンテナとしては十分だと思います。私もピーク時は6社ほどの会社の情報を得て、転職活動を行っておりました。単純なことですが、情報源を広げることで、こちらもあっけなく解決してしまうケースがあります。もし転職活動に詰まったときは、今まで登録していなかったような求人会社から情報を得ることがおすすめです。

勤務場所をずらす 

もし先生が、労働条件を第一に考えたい場合は、勤務地を広げることで求人が見つかる可能性があります。たとえばある条件で、東京都内で求人を探していたけれどもなかなか見つからない場合、勤務地にはあまりこだわりがない場合は、全国に探す範囲を広げると、条件にマッチするものが見つかる可能性があります。勤務地にこだわりがない場合は、理想の求人をみつけられる可能性がぐっと上がります。

特に転科や専攻医の案件を探す場合こちらの方法は有効です。勤務場所が理想通りでなくても、一生そこで仕事をしなければならないわけではありません。たとえば数年と期間を決めて、その間であれば我慢できるというのであれば、このような難しい案件でも求人が見つかる可能性があります。

常勤を離れる

先生の希望によっては、常勤でなくてもよければ願いを叶えられる可能性があります。特に給与面で折り合いが合わない場合、常勤から非常勤をかけ合わせる勤務に変えることで、希望する条件を満たせる可能性があります。その場合も常勤ならではの安定性や退職金などは諦めることになりますが、非常勤は非常勤でメリットも多いです。非常勤の、ややリスクのある、変化に富んだ環境の方が好きな先生には、非常勤のほうがマッチする可能性もあります。

非常勤では、先生がお好きなように非常勤の勤務を複数かけ合わせて、お好みの仕事をオーダーメイドで作ってしまえるわけです。このスタイルでは、先生好みの仕事ができる可能性が高いです。しかも常勤を離れれば、基本的に当直やオンコールなどもフリーになります。臨床以外の業務もほぼないでしょう。院内政治や人間関係に悩まされる可能性も低いです。もし合わなければ他の求人に移ればいいだけです。しかしその反面、不安定さや、様々なリスクは全て引き受けることになり、ややリスキーな働き方にはなります。そこが難しいところです。

探せば必ずみつかる 

完全理想通りになるかは、先生の希望にもよるので保証はできませんが、8割方理想の求人は多くの先生でみつかると思います。もしうまく見つからない場合でも、上記のように、少し条件をずらしてあげるとおおむね理想の求人は見つかる可能性が高いです。先生の希望と全く合わない求人に妥協する必要は全くありません。探せばかならず理想に近いものがみつかるはずです。

どうしてもマッチするものが見つからなければ、非常勤でカスタマイズしてしまえばよいです。どうか妥協して転職をするのではなく、先生が良いと思って働ける環境で仕事をしていただければと思います。

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