週一自由診療のメリット

勤務医の先生は、保険診療の仕事を仕事を中心に行うことが多いと思います。しかし週に一回非常勤で、自由診療の仕事を取り入れると色々とメリットがあります。今回は週一は自由診療を取り入れるメリットや考え方をみていきます。

自由診療を取り入れるメリット

気分転換になる 

普段は保険診療をしている先生も、週一でも自由診療を取り入れると、仕事内容がガラッと変わるので、良い気分転換になります。保険診療の仕事でも、外来や在宅や病棟管理など、様々な仕事を組み合わせて行うこともできますが、自由診療を入れるとよりバラエティ豊かに仕事を分散できます。同じ仕事だとマンネリになって飽きてくるような先生には特におすすめです。

自由診療では仕事内容にもよりますが、美容では患者さんというよりお客様です。来院される年齢層も、求めるものも異なります。基本的には健康な方が多いです。対応する患者層が異なると、また気分が変わるものです。

空き時間が使える

自由診療では問診中心のお仕事も少なくありません。その場合は実務時間は短めで、実際は診察室で待機業務となることが多いです。待機中はデスクワークで常識的な範囲であれば、基本的に自由に過ごせます。本を読んだり、勉強したり、事務仕事をしたりはもちろん、映画をみたり、休みにあてることもできます。週一くらいで、労働負荷が少なく、調整できるような仕事を入れるのは、結構おすすめです。それで給与も出るのですから、一石二鳥です。

週一くらいがちょうどいい

自由診療のお仕事を勤務に組み込むことは、オススメできますが、あまり比重が高くなることはオススメしません。基本的には保険診療をメインにして、あくまで補助的に組み込むほうが、万人向けであり無難であると思います。私の感覚としては、週1-2くらいが、良い塩梅であると思います。

それにはいくつか理由がありますが、一つは特に問診中心の業務の場合、飽きてしまう可能性が高いということです。勤務負荷が少ない業務はたしかにQOLが高く、割と自由に過ごせるので、人気もありますが、それが中心になるとおそらく多くの先生は飽きてしまいます。何か他にやることが明確にある先生や、副業などに力を入れたいような先生には良いですが、おそらく空き時間がありすぎることが、逆につらくなってくる時期が来ます。

2つ目の理由としては、自由診療のお仕事は流動性が高く、保険診療のお仕事に比べると安定性という面でやや弱いためです。自由診療を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、大手でも経営破綻することも起こります。有名クリニックが倒産したニュースは、最近世間でも大きな話題になりました。

週一であれば、たとえその仕事を失っても、他を探したり、場合によっては保険診療に一時的に戻すなどの対応もできますので、そこまで焦ったり、生活が破綻するようなことはありません。しかし自由診療の仕事に絞っていて、さらに危険なのが保険診療に移るスキルがない場合、かなりピンチになります。

私の経験

現状私は、週4日は普通の保険診療の仕事をしながら、週1日のみ、自由診療で問診中心のアルバイトをしています。週1日だと気分転換にもなり、待機時間に事務仕事を片付けたり、本を読んだり、他の勉強や仕事をして、疲れた日は休養に充てることもできるので、バランスが良いかなと感じています。

補助解説動画