
今回は年収アップにフォーカスした転職の話題です。多くの先生はある年代を超えると年収1000万円は超えると思います。地方の病院であれば20代にも達成可能です。しかし中堅以降は役職がつかないと医師の年収はあるところで頭打ちになりがちです。今回は転職で年収2000万円を目指す場合の先生のケースでいくつかプランを考えてみようと思います。
年収2000万円は対策をとれば到達可能な範囲
年収2000万円は医師にとっては達成が現実的な数字です。地方によりますが、病院勤務でも最終年収は2000万円に達することは普通です。しかしそこまで待たなくても、転職によって早期に2000万円を突破する戦略を考えてみましょう。
美容系であれば現実的なライン
まず真っ先に思いつくのが自由診療です。形成外科の先生が美容外科に転向したり、皮膚科の先生が美容皮膚科に転向する場合、30代でも年収2000万円は達成可能です。美容系の求人を覗いてみるとわかりますが、保険診療に比べて、自由診療は軒並み給与が高いことがわかります。
形成外科でない他科の先生が、美容外科に転科する例や、そのような募集求人も散見されますが、年齢のリミットもあるようです。その場合はハードルが高いでしょう。
保険診療のみで年収2000万円を目指す
保険診療のみで年収2000万円を目指す場合は、訪問診療の求人がオススメです。訪問診療はニーズが高く、診療報酬も高めで、今後も当面需要が見込めます。常勤では年収2000万円を超える求人もみられます。額面上は2000万円に達していなくても、オンコールや当直手当を合わせると総額では超えることもありますので、求人の詳細をチェックしてみてください。訪問診療は元々保険診療をやっていた先生にもあまり抵抗なく入れる分野だと思います。未経験でもレクチャーしてくれる募集も結構ありますので、ハードルも低めです。
自由診療も組み合わせて年収2000万円を目指す
保険診療+自由診療のハイブリッドで年収2000万円を目指すことも可能です。週3-4で訪問診療の業務を行い、週1-2で医療脱毛クリニックなどで働くのがこちらのプランです。保険診療と自由診療のいいとこ取りをして、リスクを分散することが可能です。常勤よりも、非常勤を掛け持った方が手取りが多くなるケースもあります。その場合年金、健康保険などはご自身で管理する必要があるので少し注意が必要です。常勤にこだわらない先生や、雑務も苦にならない先生は検討の余地があると思います。
年収が増えると税金も増える
年収が増えると税金も増えることが悩ましいところです。年収2000万円となると納税額もかなり高額です。給与所得者でもできる節税対策は必ず行いましょう。ふるさと納税、iDeCoなどできることは限られますが、やらないよりは遥かにマシです。特にふるさと納税はノーリスクで、やらない理由がありませんので、必ず行いましょう。
まとめ
転職で年収アップは大切なポイントの一つです。せっかく転職をするなら年収アップを目指す先生が多いでしょう。ひとつの目安である年収2000万円は対策をとれば現実的に達成可能な数字です。現在の年収を上げたいという先生は、是非一度転職を検討してみてください。