
医療脱毛クリニックでの仕事は若い先生を中心に人気の仕事です。私は大手の医療脱毛クリニックで非常勤で勤めています。現役の脱毛クリニック医師という利点を活かして、実際の仕事内容やデメリットを含めて概要を解説していきます。
医療脱毛クリニックの仕事内容
医療脱毛クリニックでの実際の仕事としては、初診のお客様のカウンセリングと、再診の患者様で皮膚トラブルがあった際の対応です。皮膚トラブルは少ないため、ほとんどは初診のお客様のカウンセリング業務が中心です。
初診のカウンセリングとは、お客様と脱毛の同意書を読み合わせる業務で、全く難しいことはありません。リスクや副作用の説明をポイントを絞って行います。時間としては1件あたり5分ほどです。初診の数は繁忙期でも3-5件ほどで、平日だと1件も無い日もわりとあります。
再診の皮膚トラブル対応は、医療脱毛で起こるものは数が限られており、皮膚科の先生でなくても全く問題なく対応できます。クリニックより使用できる薬が決まっていますが、マニュアルも準備されているので大丈夫です。
皮膚科の先生でなくても可能
医療脱毛クリニックでは特殊な知識やスキルは必要ありません。そのため皮膚科の先生でなくても全く問題なく対応が可能です。内科系の先生でも、研修医修了直後の先生でも大丈夫です。実際そのような先生も数多く問題なく勤務しています。
多くのクリニックでは、皮膚トラブル対応のマニュアルや薬剤のマニュアルを用意してくれていますのでそちらに従って対処すればほとんど対応できてしまいます。
空き時間が多い
医療脱毛クリニックはカウンセリング、皮膚トラブル対応以外は基本診察室で待機となります。仕事の実働時間は忙しい日でも1時間なく、平均すると30分ほどです。そのため圧倒的に空き時間が多くなります。基本個室の診察室での待機となるので、他の仕事をしたり、本を読んだり、勉強したり、時には映画をみたりして過ごしています。デスクでできることであれば基本的に何でもできます。
空き時間で何かやりたいことがある先生には、医療脱毛クリニックでの給与も稼ぎつつ、他のこともできるのでこの上ない環境であると思います。逆に忙しい環境が好きな先生にはヒマに耐えられず、ツライかもしれません。このあたりは好みがあると思いますので、スポットで一度やってみるとよいと思います。
コストパフォーマンスよい
医療脱毛クリニックでのお仕事は、労力の割に給与が高いので、コストパフォーマンスがよい仕事です。空き時間に別の仕事をする先生はさらに割が良いお仕事になります。
デメリットは?
医療脱毛クリニックのお仕事にデメリットはあるのでしょうか?人にもよりますが、以下のようにいくつか考えられます。
空き時間が多い
空き時間は多いのは、ある先生にはメリットとなりますが、ヒマに耐えられない先生にはデメリットとなるでしょう。特に身体を動かすことが好きな先生には、一日デスクワークをすることはかなりつらいかもしれません。
拘束時間が長く、夜遅い
医療脱毛クリニックでのお仕事は、他のお仕事よりも拘束時間が長めである傾向があります。また始業は10-12時と遅めの分、就業時間が21時になるクリニックもあり、夜遅いのが合わない先生には不向きです。子育て中で、夜遅い勤務が難しい先生にも、時間がネックとなります。
自由診療のためお客様としての対応が必要
医療脱毛は当然ですが、自由診療になります。そのため患者さんではなく、お客様としてお迎えし、対応する必要があります。普段保険診療に慣れている先生は、その切替が上手く割り切れない先生もいらっしゃいます。美容特有の少し変わったお客様がごくまれにいらっしゃるの事実です。しかし多くの先生は、普通に社会人としての対応を行えば問題ないことがほとんどです。
まとめ
医療脱毛クリニックのお仕事は、非常勤で勤務する場合は、現状もっともオススメできるお仕事の一つです。他の記事でも解説をしていきますので、興味を持っていただいた先生は是非チェックしてみてください。